3.11大震災、省庁の対応

地震発生から1週間になる。
被災地についてはかなりきつい状況とのこと。
募金をするにもボランティアをするにも現地には届かない。
交通や通信、ライフラインが切れてしまっているのでどうしようもないという。
私たちの豊かな文明は砂上の楼閣、波が来れば崩れてしまう危うさがある。
比較的地震の被害が少なかった東京近辺でも、生活では影響を強く受ける。
ガソリンや食料の不足、頼みのライフラインも電気がこない。
おかげでクルマも鉄道も機能しなくなり困っている。
物質的栄華を享受してきた人たちはこの場に及んでさらに買い占めに走るという。
砂上の楼閣はインフラだけでなく日本人の内面の民度も、である。
海外からみると略奪も起きずに整然と行動していることを賞賛される。
日本人の長所は残っていることにほっとする。
次に問題なのが役所である。
本来陣頭指揮を取る立場の人にその才覚のある人がいない。
もともと、こんな大震災を経験も予想もしていない人だから仕方ない。
今朝のテレビで「医師法が邪魔をして海外派遣の医師が診療できない」とあった。
神戸の時より迅速に海外派遣を受け入れたのはよかったがまだ間抜けな法律に振り回されている。
そういう処置をすべて枝野に委ねたのではたしかに枝野は寝られない。
日本のお役所機構は津波程度ではびくともしない。
現場は県庁レベルまでひっちゃかめっちゃかである。
もう少し中央が機敏に率先して対応してあげてもいいのではないか。