最後の春休み

卒業式がもうすぐである。
卒業生は卒業式の近くに練習のために登校するだけである。
そんな主のいない教室はうすらさむい。
そんな時、脳裏に響いてくる曲がある。
ユーミンの『最後の春休み』である。
まだ、卒業式に接する機会のある若者は是非ネットで調べて
歌詞を見るなり、実際に音楽を聞いて欲しい。
ユーミンの『オリーブ』というアルバムに収録されているはずだ。
あれだけ見慣れていた出席簿や名簿も卒業式と同時に何の意味もない紙切れだ。
卒業式と同時に今まで自分のものとして使っていたロッカーや机も、次の人のものになる。
そんな曲である。
ユーミンの好きな曲アンケートでほとんど上位に来ることはないが隠れた名曲だ。