ダイヤの話

新幹線の全線不通事故について原因が発表された。
規定値の600件を超える変更があったため…との説明だが
600件というのはどこからでた数値なのか。
一日600本以下のダイヤなら問題ないがそうではないらしい。
許容量と実数が不整合を起こしていることに気づかない管理者が問題か。
今日の講義で新幹線システムのATC、CTCについて簡単に説明した。
世の中に完璧なシステムなど存在しない。
どこかに不完全であったりバグが存在するだろう。
それでも新幹線は長年安全神話を築いてきたわけで、それはそれで評価できる。
今のATCは過剰なくらい全線停止を平気でやる。
人身事故の多い中央線などは日常である。
それもこれも列車をぶつけないためなのだけどね。
もう一つダイヤの話。
炭素の同素体にダイヤモンドと黒鉛があるとの講義。
結晶構造のちがいによって物理的な違いが生じる。
そこで「ダイヤモンドといえばどんな曲が浮かぶか」と質問する。
すると…。
だれも発言しない。みんな首を傾げる。
「ダイヤモンドといえばプリプリだろ」とヒントを出しても…。
「先生が歌ってみてください」と女子からリクエスト。
「どゃあ、♫ダイヤモンドだねー…」と歌うと何人かが「ああ!」と反応。
「まだあるよね、松田聖子だよ」と問いかけるが反応が乏しい。
「♫瞳はダイアモンド…」と歌ってみても知らないという。
いくら古いとはいえ、生まれる前とはいえ、松田聖子の名曲を聞いたこともないというのはねえ。
「先生だってそうだったのでは」とツッコまれる。
「私が君たちぐらいの時は生まれる前か生まれた頃に流行っていたビートルズに夢中だったよ。
もちろんリアルタイムに流行っていたツェッペリンピンクフロイドも聴いていたし」
今の若者達はジジババより頭が硬いみたいだ。
もっと心を開いていろいろなものを見聞きしろよ。
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