「作品」を「コンテンツ」と呼び始めた邦画界 "お蔵入り映画"が続出

映画は本来映画館で観るものである。
それなのに私も含めてほとんど家のテレビ画面で観ることになる。
そしてこの数年の放送デジタル化によって放送画質が飛躍的に向上。
さらにこの数年で家庭用の画面が32から40インチに平均が引き上がった。
我が家のように5.1chのシステムがあれば、そこらの地方の映画館より
家のほうが音も画質も良いことになる。
でもね、映画館で見たい映画も多い。
家ではたかだか100インチ程度。もっと迫力ある画面で観たい。
そこでネックとなるのが料金である。
これまでも何度となく値上げしてきたことを考えると仕方ないのだろうが
1500円とか1800円とかは高額である。
人気の映画の多くがTVドラマの二番煎じというのもひどい。
あとはアニメ。
ドラマもアニメもダメだとは言わないが、もともとTVの画面で観るためのもの。
(そんな事言ったらみんなそうなってしまうのだろうが)
映画館で観て納得出来るクオリティが映画に欲しい。
実はそれが一番金がかかる。
最近ハリウッドのアクション映画がそのクオリティをCGと履き違えてる。
CGはアクセント、隠し味でよろしい。
あとは実写にこだわるべきだな。
そんなことをしていけば制作費は膨らむ。
だからこそはじめて入場料に反映されるべきなのだ。
TV局がアルバイトでそこらじゅうの企業とタイアップして作った映画など
500円程度で十分な気がする。
最近観た日本映画で『山形スクリーム 』がある。
これはひどい。大学生のサークルレベルの質である。
これと2012やバックトゥザフィーチャーと同じ金を取るとすれば
まともな金銭感覚の人なら行かないよね。
それがそのまま映画産業の衰退を意味しているのではないか。
なんども言うようだが、TV放送の質は(内容ではなく機械的な)向上しているのである。