湯浅誠、広がる貧困と結婚できない人

結婚しない人が増えているそうである。
もちろん、この中には結婚出来ない人も含まれるわけだが。
ところで素朴な疑問だがなぜ結婚しなければならないのか。
よく考えるとなんら法的拘束力はない。
そんなの個人の自由である。
ところが、しないでいると周囲からあーだこーだ言われてしまう。
おまけに評論家もどきから『貧困が招いた』などと言われる。
大きなお世話である。
結婚の大義とは何か。
突き詰めていけば種の存続であろう。
多くの生物は特定の雌雄が交尾して子孫を残す。
このDNAが人間にもある…あったはずだが。
今日もニュースでアラヒフタレントの不倫会見を放送していた。
このご時世、特定の相手とだけという感覚が薄れてきている。
離婚率も極めて高い。
さらに、大義名分のもとの出産も『デキ婚』に代表されるように
結婚ありきの前提がくずれている。
今はできちゃったから結婚するという、結婚の決断材料のひとつに過ぎない。
だから貧困を理由にするのはこじつけだな。
公務員でも一流企業の社員でも35以上の独身なんぞはウヨウヨいるではないか。