新型ヴィッツ

カッコいいではないか。
先代のヴィッツをはじめて見たとき完成度の高さにびっくりした。
新型はさらに良くなっているのだろう。
もちろん、ボディ剛性やハンドリングもよくなっているだろう。
でも、ネタになっているのは燃費の数字である。
結局、どんなに良いものを作っても目先の数字しか見てもらえない。
今のクルマに求められるのはその程度だな。
技術者があれこれ工夫しても結局燃費という数字なのだ。
もちろん、今のクルマに求められる重要な要素ではあるが
100万200万の買い物をするのにその程度の基準でいいのかと思う。
圧縮比を上げてカムや点火タイミングを制御して低回転でトルクを出して
CVTのセッティングとあいまって低燃費を絞り出す。
もちろんものすごく高度な技術開発ではあるが、高効率化の研究であり
ワクワクするようなクルマとは程遠いものだ。
まあ、どうせ買う側もCVTが何なのかわからない人ばかりだからしかたない。
日本のモノづくりが聞いて呆れる。
ゼリーが喉につまる人がいるから小さくしたり柔らかくしようと
官民で大騒ぎしている国にはモノづくりは発展しないだろう。
モノづくりの基本は買う人が(作る人も)ワクワクする事なのだと思う。