喫煙席

近所のファミレスに入るとタバコを吸うかどうかきかれる。
吸わない、と答えると喫煙席にとおされるのだがやけに煙草臭い。
となりのボックスは喫煙席だった。
分煙しているというのは店の勝手な言い分でこれでは分煙の意味など無い。
もう一つ。
吸わないと答えると「禁煙席が満席なので喫煙席でもいいですか」と言われる。
焼肉屋だったのでどうせ煙いからいいだろうと承諾する。
禁煙席が満席で喫煙席がガラガラなら店の設定バランスが悪いだろ。
そう思いつつレストランの席を見回してみると、どこも喫煙席のほうが広い。
どうも喫煙者のほうが多いようだ。
実際の喫煙率と喫煙席の割合があっていないということか。
考察してみた。
一つは単純に喫煙者の方が外食を利用しやすいということ。
もともとタバコなど生活に関係ない、いわば快楽のため。
快楽のためなら一日数百円、週数千円、月に数万円、年に20万円ぐらいどうって事ない。
そんな金持ちだから外食する機会も多いのだろう。
でもね、実際金持ちというのはケチである。
タバコの匂いプンプンの高級レストランなど聞いたことがない。
第一、タバコなど吸っていては微妙な味や風味などわかるまい。
(と、海原雄山が言っていた)
どちらかと言うとそれ程所得も多くない人のほうが喫煙者の割合が多い。
だからますます金がなくなる。
そんな金銭感覚だから外食、飲み屋にどんどん繰り出す。
そういう客のほうが儲けが大きいので外食産業も喫煙席のほうを広くする。
これで日本も安泰だ。