トトロ「サツキとメイの家」ジブりの150分の1のこだわり!

ジブリが大嫌いである。
私は夢も希望もない大人のせいか良さがぜんぜんわからない。
たいていは始まって10分程度で見る気が失せる。
主人公の女の子が鼻についてダメだ。
豚もだめだった。
そのなかで最後まで見られたのがトトロと千尋であった。
どちらも昭和30年代をモチーフにしているようだ。
私の生まれる前の話なので直接的ではないが
小さいころの街の風景に近いこともあり、ついつい見入ってしまう。
だからトトロのぬいぐるみなど興味はないが、家の模型には心動く。
この当時の映画を見ると判るが、洋風がもてはやされた時代である。
裕次郎の映画でもそうだし、黒澤映画の傑作『天国と地獄』でも
金持ちの家はやたら洋風である。
このメイの家もそんな和洋折衷の煮えきらないデザインが良い。
昭和30年代を間接的に象徴している。