諫早湾12年度にも長期開門調査

この諫早の悲劇はまさに無理が通れば道理引っ込むである。
八郎潟宍道湖霞ヶ浦で十分懲りたと思っていたのが。
とくに諫早は長い堤防が必要なため水門だけ作ればすむものでなかった。
世紀の大事業
この大事業という言葉に政治家も官僚も弱いのである。
大きなお金を動かして地形を変えることが特に大好きである。
山の形が変わったり、コンクリートの大きな建造物ができるのが
ゾクゾクするくらい好きなのである。
中国の万里の長城が大目標。
コンクリートの壁が長く長く続くのが良い。
新幹線や高速道路は何故か予算が通るのである。
そして今回の諫早堤防も長ーいコンクリートの壁が海上に続く。
こりゃあ、彼らにはたまらないわな。
これをつくるためには万難を排して努力したわけで。
環境が破壊されるとか、漁業被害が出ることなんて承知の上。
どうって事ないのである。
こうしてあのギロチンの儀式から始まってようやくほぼ全ての事業を達成。
もう、あの堤防には何の興味もない。
できてしまえば大事業ではなく、ただのコンクリートの塊だ。
どうぞ水門をあけてください。
あとは野となれ山となれである。
もう彼らは次のコンクリートの建造物を作るために日夜努力している。
ハイエナのような生命力である。
これでいいのだ。