3歳児の子育て

毎日3食、おかずがたくさんではないのに 1時間以上かけて食べる。
こっちにしてみれば、片付かない!!
だらだら食べるから、下の子が お皿に手を伸ばし 3歳の兄のご飯を食べる。
「僕の食べないで!!」
「もたもた食べてるから食べられるんでしょ!!」
と、ついつい怒ってしまう。

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ある後輩の日記の抜粋である。
私なりに分析してみた。
この子とは何度となく子守をしたことがあり知らない子供ではない。
どちらかと言うとききわけの良い子である。
ポイントはその辺にあるようだ。
つまりききわけが良いというのはそれなりに賢い。
大人の動きをある程度理解していると思われる。
それなのに母親を怒らせるというのは二つの理由が考えられる。
一つは、単純にかまって欲しいということ。
自分の方に注意を向けて欲しいという心の表れである。
これは子どもだけでなく思春期になっても大人になっても現れること。
これをどう対処するかは親の性格やそれまでの環境などによって異なる。
ある親はスパッと容器を取り上げて切り捨ててしまう。
ある親は普段の生活でスキンシップを多くして甘えさせる。
かまって欲しい理由としては、親の仕事が忙しくなる、
もしくは下の子が生まれてそちらに注意が行ってしまうなどがあげられる。
もう一つは精神的にきつくなっているということ。
例えばストレスがたまっている。
3歳ぐらいの子供にだってストレスはある。
例えば幼稚園や保育園などで友人関係がうまくいかない。
例えば家の中で自分のしたいことができない、もしくは否定されてしまう。
友人関係のストレスは幼児に限ったことでなく大人でもありうる。
同じように思い通りにならないというのも大人でもありうる話。
つまり、この辺は幼児としてではなく人間として子供を観察して
どの辺にストレスを感じているのか知る必要がある。
特にまだ乳幼児の弟妹がいると、自分のおもちゃや遊びがことごとく奪われてしまう。
それを否定すると親から下の子がまだ小さいからガマンしろと言われる。
これが毎日だとそれなりのストレスである。
食事の時だけは唯一下の子に取られないで済む自分だけの時間である。
大人になっても精神的な問題が摂食障害となって現れることは珍しくない。

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この後輩の子供の健康を願うのみ。