トヨタが9か月ぶり新車販売…新型ラクティス

ここに来て、いよいよ無国籍、無ブランドのクルマが全盛期である。
トヨタのこのクラスのクルマなど何に乗っても何も感じるものがない。
ただひたすら『よくできたクルマ』である。
悪いなら、それも個性である。
ところが悪くないのである。
乗り心地はすこぶるよいし、思ったよりもシャーシもしっかりしている。
エンジンもそこそこのパワーがあり、CVTもなめらか。
抜け目なく良いのである。
トヨタ日産のこのクラスのクルマはほとんどこんな感じ。
どれを選んでも失敗しないし、あっちにすればよかったと後悔もしない。
私たちには良い話ばかりにも感じるのだがそうでもない。
どれも同じということは、所有する満足感が無いことに通じる。
高額な買い物をするのに他人との差別化が認識できないほどつまらないことはない。
完全な実用品になってしまったということ。
クルマが好きな人にはいたたまれない現象である。
このクルマはスバルでも売るそうだ。
スバルといえば昔から変わったクルマを売っていたわけだが
スバリストというコアなファンが支えてきたのも確か。
こんな、水で絵の具を薄めたようなクルマを売っていれば
当初は良いだろうが長い目で見て良いことはないかもね。