国鉄色485系はつかり

関東地方では新幹線の発達のおかげで在来線特急は今ひとつ。
一番元気なのが常磐線ひたち。
本数も車両も充実している。最高速も速い。
次に中央線のあずさ。
こちらも伝統ある特急で車両も振り子式を採用したりしているが
線区の特性上スピードが遅くて特急のありがたみが無い。
松本までの200kmちょっとを3時間近くかかるというのは何とも。
房総の特急も千葉までは元気だがすぎるととたんにローカル線になる。
上越東北新幹線開業までの国鉄時代は特急の花盛り。
上野からは多様な特急が通勤電車のように発着していた。
その花形が東北線のひばり、はつかりだった。
当初はこの二つは明確な棲み分けがあったが70年代はひばりが仙台、はつかりが青森行き。
どちらもL特急指定でかなりの本数が運転されていた。
特にマニアを喜ばせたのが表定速度。
国鉄線内でこの二本が一位二位を独占。盛岡区間が90km/hぐらいだったのではないか。
特急が特急らしかった時代の話である。
485系が素晴らしいというよりはそういうロケーションが良かったのである。
特急は急行より速く走らなければならないのである。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101031-00000304-yom-soci.view-000
写真はニュース記事より
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