30キロ増バーガーのせい、マックに支払い命令

釣りのニュースにみなさん見事に釣られている。
太ったお前が悪い、という当たり前のコメントが満載だ。
それを狙ってのニュースなので当然である。
さらにキーワードがマックである。
なんとも大人気のB級グルメの総本山である。
マックというだけで食いつく若者がいかに多いことか。
あんな健康に悪いものを幼少の頃より食べさせられて育った人達にとっては
マックはお袋の味でもあるのだろう。
ちなみにこのニュースがロッテリアモスバーガーだと意味合いも違ってくる。
マックだからニュースなのである。マックだから訴えられるのである。
さて、せっかくだからうんちくを。
基本的においしいものは体に悪い。
ヨーグルトは本質的にはまずいもの。
それを大量の砂糖を加えて美味しくしている。そのかわり高カロリーである。
私たちは高カロリーが大好きだ。
それは育ちや躾でなく数万年のDNAである。
私たちの先祖が森にいた頃から50年前にいたるまでの数十万年の間
私たちはつねに飢えと戦い食べることに苦労してきた。
飢えと戦うため食べられるときに食べる。
食べたものは脂肪として蓄積するという機能ができた。
特に効率のよい高カロリーの動物性脂肪と炭水化物は美味しいとDNAに刻み込まれたわけである。
それがほんのこの数十年だけ飽食の時代、食べても太らない…なんて言われる。
マクドナルドに代表されるB級、いや、グルメというのはそのDNAを刺激するものなのだ。
身体に悪いというよりは食べれば太るものなのである。
しかしながら、人間は本質的に欲する食べ物でもある。