本当はうれしい偶然なのだが

昨日の夕方、届いたばかりの新米を精米して炊いていた時のことである。
母がいきなり訪ねてきて弁当をくれるという。
容器は安っぽいが随分大判の幕の内弁当である。
ご飯もたっぷり入っている。
「こりゃ二人分はあるなあ」とまじまじ見ている。
すると『ピンポーン』とまた鳴る。近所の人がレジ袋をもってやってきた。
近所のお祭りで残ったもののおすそ分けだそうである。
中身は焼きそば3人前。
ありがとうございますと受け取る。
部屋に戻ると炊飯器から炊きあがりの電子音。
蓋を開けて「しまった」と舌打ちする。
せっかくの新米だからたくさん食べようか、また、明日の弁当の分まで炊いておこう
と、いつもより一合余計に炊いていたのだ。
キッチンのテーブルの上は炭水化物で溢れている。
今日もダイエットは中止、とばかりにむしゃむしゃ食べる。
それでも今朝のテーブルには焼きそば1人前、お釜にはご飯1合分以上残っていた。
本日帰宅してから残り物を食べることになる。
貧乏していることを近所では周知なので普段はこういう頂き物はありがたいのだが
たまに重なるとこんな事にもなる。
我が家は貧乏なので絶対に廃棄しません。
お袋様、近所の皆さん、これからもよろしくお願いいたします。