データ改ざん 主任検事を逮捕

CSIを見ていると、浮かび上がった容疑者に
「こうこうこういう理由でお前が殺したんだろ」と必ず言う。
CSIは犯人をあげなければいけないわけで、容疑者が犯人だと仮定しなければならない。
もし犯人なら「すみません、私がやりました」と言うかもしれないからだ。
証拠や証言がとれればさらに厳しい尋問が待っている。
何年か前にネットオークション詐欺にあったとき警察に行った。
あの狭い取調室に入れられた。
「おー、ここが取調室か」と思いつつ刑事と向き合って座る。
ところがである。
こちらは事の次第を理路整然と話しているつもりなのだが刑事さんは
「そもそもネットオークションなど危険なものなのに手を出すほうが悪い」
という言い方なのである。
届けは出したのだがなんだか自分が悪いことをしたような不快な気持ちになって建物をでた。
毎日悪人と対峙している仕事柄仕方が無いのであろうが
一度でもこういう事を経験すると刑事さんの取調べはきつかったのだろうと想像出来る。
それもこれも犯人をあげるという大前提があるからこそ。
証拠をいじってしまうことはこれら全ての話をひっくり返してしまう重大な背信行為だ。