過去最高人気の富士山登山

富士山に行くというのにはいくつか種類がある。
基本的には近くで富士山を見るというもの。
富士は独立峰ゆえある程度近づくとどんと見える。
東側は箱根丹沢、南側は伊豆、西側は裾野高原、北側は三つ峠
どこから見ても絶景である。
それだけでも充分満足できる。
次に登りたくなる。
観光であるとスバルラインなどで五合目まですわったまま登れる。
この高さでも二千メートルあって十分高く、景色もすばらしい。
ところがである。
これ以上登る場合は登山である。
整備されているとはいえ三千メートルを超える日本で最も高い場所の登山である。
最近は猫も杓子も富士登山だそうである。
6時間も空気の薄いところを歩けるというのはたいしたものである。
日本人なら一度は登りたいところであるが、それなりにきついのが難点である。
話が変わって
日本人なら一度は行きたいところに伊勢神宮がある。
伊勢参りというのは古くから存在する老後の楽しみだそう。
松本清張の名作「砂の器」でもそのシーンが出てくる。
殺害された元警官が念願の伊勢参りに行くと出かけて失踪した。
古典落語でも伊勢参りに行くの行かないのというネタがある。
私ももう少し年をとると富士山や伊勢に行きたくなるのだろう。
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