菅vs.小沢激突 立候補届け出

なんだかみんな楽しそうである。生き生きしている。
政治家たるものこうでなくてはいけない。
選挙と聞くと彼らは俄然燃えるのである。
最後まで戦い抜くぞ、と拳をあげると適度な緊張感に引き締まるのである。
きっと70年前もこんな感じだったのだろう。
そんなことをしていたら国益を害するなんて夢にも思っていないのである。
自分たちの領土を、自分たちの属する派閥が大きくなることにこの上ない快感を覚える。
国民感情と乖離している、経済問題をほったらかし、などと揶揄されてもどうって事ない。
これは自民党民主党も同じ、政治家の性(さが)なのである。
おまけにどっちが勝ったって、どっちが首相になったって何も変わらない。
変わるのは派閥の力関係だけである。
これを批判してはいけない。
小中学校の教室でも、クラブやサークル活動でも、職場やカルチャースクールでも
いたるところで派閥の戦い、発言権の奪取が存在している。
政治家たちはそれを合法的に「こうするんだ」と見せてくれているのかもしれない。
暴力や兵器によらない紛争解決の道を。
そして、何よりも大事なのが戦うことは楽しいのである。
このさいどちらが正義かなどと無粋なことを言ってはいけない。