古い鉄道雑誌が出てきた。
80年代の国鉄末期の記事が書かれていた。
国鉄はこの頃巨大な赤字ににっちもさっちもいかなくなっていた。
(現在もつづいているし、今は国家が危機的)
それに反して、この当時はバブルに向けて箱物全盛期。
瀬戸内海に大きな橋、北海道へトンネル、高速道路の全通、
そして東海道新幹線博多全通に続いて東北上越新幹線開業と賑やかな時代だった。
そんなご時世に現れた新幹線車両である。
0系以外の新幹線をはじめて見たのだった。
国鉄の古い体質は根深く、新幹線0系を捨てきれないデザインだった。
まあ、ファンにとっては当時は正常進化と思っていた。
100系のスマートさとは別格の200系の無骨さが私は好きだった。
どんな大雪でも絶対走ってやるという意気込みが感じられる。
後に200系も大好評の100系デザインになったり二階建てになったり。
この後民営化されると二階建ては東海と東日本で進路が違っていき
東海は廃止方向へ、東日本はMAXへと受け継がれていくところが面白い。