電池の+と−を気にせず入れられる技術、Microsoftが発表

バカと注意力なしの人に朗報である。
確かに物によって電池の入れる方向が違うのは困る。
私も中年の域に突入しめっきり小さい文字が見にくくなった。
たいていは電池のロゴが描いてあるのでわかるのだが
一部の製品に+と-のマークしか無い。それも小さい。
あと、縦に電池を挿入するパターンも分かりにくいよなあ。
分かりにくいからよく見て入れようとするのが普通だが
私の身の回りにもよく見もしないで電池を逆に入れて
「動かない」というおじんおばんがいる。
朗報ではあるのだが、この人達はますますよく見なくなるだろう。
私の知人でもかなり多くの人が取説をきっちり読まない。
最近の携帯やBDレコーダーの取説は下手な小説より長編である。
もともと本を読む習慣の無い人にとってはあの厚みはきつい。
さらに機械オンチと呼ばれる人種はもっと辛いようだ。
だからとどっちの向きに電池を入れても良いという発想は
中学の電気回路、高校の化学電池の授業の全否定である。
学問を冒涜している。
これではますます理科離れが進んで、簡単な足し算やひき算のできない
民主党の人たちみたいになってしまうではないか。
やはり直流電流は+極から-極に向かって流れる。
電子は-極から+極に向かって流れる。
そして -極では酸化反応が起きている。
多くの電池は負極にZnを使っているのでその酸化反応は
Zn→Zn2+ + 2e-
となる。
話がそれたが(一部の読者には有益な情報である?!)
多分、小さなICを組み込んで直流の向きを検出して
逆さの場合はリレースイッチをかまして電流の向きを正しているのか。
こんな話は一昔前の交流周波数でも見られた。
一部の家電は周波数が決まっているため静岡長野県を超えて引っ越す場合は
持っていけなかったりした。
今でもイルミネーション用のタイマーなどでは交流周波数を使っているため
周波数の切り替えスイッチがある。
ところが多くの家電では周波数フリーになっている。
電子回路で整流するのと電圧を変えるのを周波数に依存しなくなったためだ。
交流の周波数については中学の電気回路と高校の物理で学習する。