千葉県松戸市手打ちそば「いち遊」

実家で来客をもてなすのにどこかでおいしいものを、と母が言う。
昼であること、年寄りに重いものは向かないこと、などから蕎麦屋を検索。
食べログで「いち遊」を見つけた。
http://r.tabelog.com/chiba/A1203/A120302/12006048/
場所的には実家からそれ程遠くないのだが、最寄の駅もなくクルマでないと不便。
年寄りをクルマに乗せて店に向かう。
すぐに見つからず店に電話した。
さて、店で来客や母を降ろすと駐車場を確認する。
店からちょっと離れた一般の駐車場を3台分借り上げているらしい。
ところがそのスペースは満車。
店に戻ると奥のクルマの後ろに止めちゃってくれという。
要するに従業員のクルマでないか。
というわけで、クルマを止めるだけで面倒だった。
道路からはお店は分かりにくいのだが、扉の中は小奇麗な和風モダン。
狭いが雰囲気はよろしい。
1380円のランチの御膳を注文する。
HPにもあるようにそばと野菜の天ぷらがメインである。
5人分頼んだが、15分ぐらいで3人分、さらに時間を置いて2人分運ばれてくる。
そばはコシがあって大変美味しい。
つゆもなかなかのお味である。
が、こういうちょっときれいなそば屋の通例で量が少なすぎる。
天ぷらも小さい野菜が数点。
これで1380円はどう考えても割高である。(ごま豆腐や小さなパンケーキも付いていた)
関東地方で手打ちそばというとほんの少量でずいぶんな金額であることが多い。
そばファンとしてはいただけないなあ。
美味しいからというがこれだけの金額ならどこでも食べられるレベルだ。
実際に安曇野等で食せばもっと美味しいそばがもっと大盛りでもっと安く食べられる。
こういう店が増えることで都会の人のそば離れが進むと危惧する。
さらに、手打ちそばを知らない人が立ち食いのブヨブヨのまずいそばなど食べたものなら
そばを食べたいなどとは思わなくなるだろうな。
まして1400円も出してね。
この店は決して悪い要素はないのだが、また行って1380円だそうとは思わない。
ただし、来客が頼んだ日本酒はいい香りだった。(一合700円程度)
そばをツマミに一坏というちょっと裕福な人にはいい店かもしれない。