天使と悪魔 トム・ハンクス

週末に親族の葬式があったりして疲れていたのだが
昨夜トム・ハンクス主演の「天使と悪魔」を観てしまった。
2時間20分の長編である。
その上、画面は暗く、字幕は聞いたことのないキリスト教カトリックの言葉が並ぶ。
疲れた身体をソファに横たえて観るにはちょっと辛い感じだ。
前半はついついウトウトしてしまうこともあってますますストーリーがつかみにくい。
後半に入って謎解きと殺人事件とが交錯して目もぱっちり冴えてきた。
最後にどんでん返しで幕が下りる。
ダビンチコードは宗教観の前に、ダビンチなどの絵画や時代背景があったので
それなりに受け入れられたのだが、
この作品はバチカンカトリックに特化した構成になっていて
それなりの基礎的な知識とバチカンの地理がないとピンとはこないなあ。
もちろん、映画としての質は高いのでそれなりに見れてしまうのだが。
アマゾンの評価を見ると案外高い。
宗教観や知識を抜きにしても、配役の人物設定がやや曖昧で事件の設定も甘い感じ。
全体的にはよく作りこまれているので、細かい所の設定や動きも納得させて欲しいな。
それともウトウトしたのでその辺を見逃してしまったのが悪いのか。
画質はまあまあ、音楽や効果音はクリアだった。5.1chの音の分離は控えめ。
地下室のシーンなどでもう少しサラウンドさせても良かったと思う。