秋葉原ホコ天 7月末にも再開へ

70年代のオーディオブームはすごかったなあ。
とにかくほとんどの店がオーディオショップだった。
子供だった私はお金もバイクもないので片道20kmを自転車でかよったものだ。
ちょうどそのころ石丸電気がビルを建ててレコード館を作った。
ワンフロアがすべてレコードで埋め尽くされたのは圧巻だった。
70年代で2500円もした。
自転車でかようくらいの私はいつもながめるだけだった。
石丸のポイントカードを持っている金持ちをひたすらうらやましく思った。
90年代からのパソコンブームを経てアキバはおかしくなった。
もともとはPCゲームソフトを取り扱うようになったのが始まりか。
二次元の美少女キャラが人気になってアキバはそっちの聖地となった。
これをアキバの正常進化と思う向きもあるようだが私は反対である。
電気街なんだから電気でいいのである。
ところが世間一般の人たちは抵抗やコンデンサーを物色している人と
ジャズやクラシックを大げさな機械で難しい顔をして聴く人と
二次元の美少女を物色している人の区別がつかないらしい。
マスコミがおもしろがって報道するものでもともとアンダーグラウンド
俗に言うロリコンをアキバではたてまつってしまったわけだ。
本来の電気街のアキバであれば、本件のような殺人は起きなかっただろう。
アキバは悪くない、ホコ天も悪くないのである。
じゃあ、誰が悪いのか、何が悪いのか。