ソニーNEXを試撮影

ソニーのNEXである。
ソニー成田エクスプレスを走らせるのか?
と、思っていたら新しいデジカメのことだった。
以前にもここで書いたがレンズ交換式でありながらペンタプリズムを持たない。
コンデジをレンズ交換できるようにしたようなカメラである。
ミラーを持たないため本体を薄くできるとのこと。
確かにレンズとボディとのバランスが極めて悪い。
もともとデジカメの本体は携帯にも収まる容積しか無いわけで
そういう意味ではこれまでのデジイチの方が不自然にも思える。
どうもフィルムカメラの残像を追いかけているようにも見える。
しかし、ミラーとペンタプリズムの光学系がある限りデジイチの形は変えられない。
それでソニーは思い切ったことをしたわけだ。
ソニービルに行ったとき、綺麗なオネエサンが使ってみないかと勧めてくる。
面白そうだと承諾するとカメラを渡された。
見た目よりもズッシリ重い。
実際に撮影してみると意外に良いのである。
特にぼかしモードというのが良い。
デジカメは画像素子が小さいため基本的に被写界深度が深くなる。
F2.8の望遠レンズを使ってポートレートを撮影しても35mmよりもボケにくい。
ところがこのカメラは電子式に被写界深度を浅くする機能がある。
これはF4クラスのレンズでもボケを作ることができるわけで
それを本体液晶モニタでも確認できる。
また、シャターを切ったとき、機械式一眼レフのようなカシャッという感触が良い。
20年間アルファ党だった私には朗報かもしれない。
カメラの基本性能(合焦速度、連写性能、発色など)が遜色なければ買いである。

http://www.sony.jp/showroom/products/201005/100511/index.html