スバル、レガシィMC

先週末スバル店を訪れたとき営業マンからカタログを渡された。
「今週に発表なんですけどね」という。
レガシィであった。
現行のレガシィはそれ程魅力を感じていない。
これまでのレガシィのような凝縮感がない。
なんとなくボテッとしている。
近くで見るとガタイが大きくその印象は変わらない。
今回のMCは「アイサイト」というギミックがポイント。
前方へのステレオカメラによって車間を検知して衝突をふせぐというもの。
これと連動したオートクルーズもできるそうである。
10万円強価格は上がるそうだが安全装備としては優れている。
かく言う私ももう10年以上前だが、渋滞路で前のクルマに追突したことがある。
速度がきわめて遅かったこともあり大事に至らなかったのは幸いだったが
気をつけて運転していればいらない装備だとは私には言えない。
今週末には試乗車が来るとのことである。
ところで
この日記はレガシィの宣伝ではない。
スバリストには大きなニュースである。
それはレガシィという主力車種において初めて走行性能以外のセールスポイント。
これまでスバルの主力車種といえば、シンメトリカル4WDとか水平対抗エンジンとか
低重心とかツインターボだとか硬派な宣伝文句がカタログを埋める。
すべてどれだけ走るのかをこれでもかと書かれている。
ところが今回の話は走行性能とは関係ない、後付の機械が主体である。
スバリストとしてはちょっとがっかりなニュースである。
スバルを購入する年齢層は年々ひとつずつ上がっているそうだ。
若い人はスバルに興味を示さず、レオーネを知っている世代の人が買い支えている。
すでに50歳を超えているようで、速さよりもセイフティに重きをおく。
スポーツカー受難の時代、走りだけでは売れないらしい。