シンデレラエクスプレス「100系」2012年春引退

少し先のことだがJR西の100系が引退するそうである。
数年前に0系が引退、今年に400系が引退している。
100系は今となっては目立たない存在であったが当時を知る人には
印象深い存在であった。
そのひとつがシンデレラエクスプレス、クリスマスエクスプレスである。
JR東海が毎年キャンペーンとしてCMに流したもの。
どちらかというとクリスマスの方が有名だな。
季節がものすごく限定しているし。
深津絵里牧瀬里穂がとにかく可愛かった。
山下達郎の音楽はバカ売れしたっけ。
調べてみると88年に最初の深津バージョンがオンエアされている。
もう一つ通年放送できたのがシンデレラエクスプレス
遠距離恋愛の恋人たちが週末のデートを楽しんだ後、大阪行きの
最終の21時のひかりで別れてしまうというものをシンデレラに
なぞったものである。
こちらはユーミンの曲が使われた。個人的にはこちらが好き。
話が戻ってCMで登場した新幹線車両は当時の最新型であった100系
64年以降20年以上も0系のみの単一形式による運行だった。
ここで当時の国鉄がとった計画は、性能アップより移住性向上。
博多開業を果たしたものの210km/hでは7時間近くかかる。
車内で2食食べることもあるということ。
そこで食堂車や個室など二階建て車両を組み込みサービス向上を図った。
同時に220km/h運転にも対応して少しではあるが時間短縮もしている。
バブル経済真っ只中。
新幹線の二階の食堂車でステーキを食べるなんてこともありだった。
その象徴が0系ではない、先っちょがとんがった100系だったわけである。
ホームで待っていると目付きの鋭い2階建て車両を4両も組み込んだ
16連の100系が入線してくるとウキウキしたものである。