エコとエゴ

高速道路は大渋滞だそうである。
それはそれで幸せで良いことなのだが。
最近話題になっているのがエゴ運転である。
自分はエコで遵法であるというエゴが周囲に迷惑をかけているというもの。
カー雑誌ではコラムや提言で度々登場する話。
大きく分けて二つ。
高速道路で遅いスピードで追い越し車線を走っているクルマ。
走行車線のトラックと同じスピードなので後ろはみるみる詰まっていく。
本人は制限速度以内だから何の問題もないと思っているのだろう。
たいていは白髪のジジイなのだが、最近40歳前と思われる若いお父さんも見受けられる。
問題なのは法的に問題ないと思っていること。
正確には通常は走行車線を走る義務になっているので違反である。
さらに他人に迷惑をかけるという事から考えれば社会人としては失格。
ところが、政府はそういうクルマへの接近や煽り運転を規制する動き。
あおるというのもマナーとしてはよろしくないけど、それ以前の話は考えないようだ。
次に一般道で見られるエゴ運転。
ものすごく動きの遅いプリウスである。
間違いなくアクセル開度を抑えてEVモードで走ろうとしている。
これはまったくの合法のようである。
が、右折車線でまったく行こうとしないプリウスのおかげで後ろは大渋滞。
おまけに右折信号がついてもノロノロ運転なので後ろの渋滞はストレスがたまる。
結局信号はすぐに赤になりCO2は無駄に放出される。
一台のエコの為に結局多くのCO2が排出されることなどお構いなしのプリウスだ。
こういうのはエコでなくエゴである。
一昔前はチンピラ風の人は無謀な運転というのが定番だったが
今はチンタラ走っている人がおおい。
しょうがないから安全な場所で追い越すと、すごい勢いで煽り運転をしてくる。
とても危ない性格である。
確かに安全運転している割にクルマはぶつけた跡がたくさんあっていかにも危険な香り。
自分が一番正しいと思って周囲に迷惑をかけている人がいかに多いことか。
かく言う私は運転が乱暴だとよく言われるのでエゴの部類に入ってしまうようだ。