愛知、家族殺傷事件に思う

今の世の中、ひきこもりなどは心の病として広く理解されている。
エライ精神科医やカウンセラーの先生が親に
「無理に何かをさせるな」と容認するように指示。
そのうち家で暴れると
「無理に押さえつけずに、黙って殴られろ」と言うのである。
わらをもつかむ気持ちの親たちは素直に言う事をきいて傷口を広げる。
そんな感じで大人になった人間を雇い入れる会社などないし
ますます行き場をなくしてしまい閉塞感が高まり…。
アトピーの人は痒くて眠れない夜も多いときく。
ぜんそくの人はいつ発作がでるかとビクビクする。
以前にケガをしたところがうまく動かせないとか
狭いところが苦手だとか、五体満足、精神的にも問題無しなんて人は
世の中では少数派である。
心の病だからこのままでいいんだ、と思うのは健常者のエゴかもしれない。
だからどうする、となるともちろん答えなどない。
みんな試行錯誤である。
この手の病気は小学生ぐらいで大方発症する。
まだ、子供のうちにもう少し家族や学校が何とかしていれば
30歳ぐらいで無職の男が殺傷事件を起こすことはもう少し減るだろうし
事件を起こさなくても家族の苦痛はもう少し減るだろう。
小中学生のうちに毎日学校へ行って勉強する、という当たり前の
生活習慣を身につけさせないで、家でブラブラしていることを
周りが許してどうするつもりなんだ。
事件が起きた後に「ネットが…」とか「ひきこもりなどは…」と
後追い報道することは何の意味もない。
何十年も念願のひきこもりができるのだから。