お子様ランチのエビフライの不思議

昨日の安楽亭での見聞。
家族連れが多く小学生以下の子供も多かった。
それぞれのテーブルにお子様ランチが運ばれてくる。
安楽亭だけあってそれ程子供にこびたお子様ランチでは無かった。
極めてシンプルな内容に見えた。
さて、不思議に思ったのはメインの位置づけとしてエビフライがトレイ中央に鎮座している。
エビフライである。
我が家には子どもがいないのでその辺が理解出来ないのだが
お子様はエビフライがなにより好きなのだろうか。
思い返すと何年か前に姪っ子と食事に行ったときお子様ランチを頼んだ時もあった。
結局食べないとの事でおじさんの私が食べた記憶がある。
海鮮モノのフライを子供が大好きだと誰が決めたのか。
ここからは私の推理である。
このエビフライは子供のためでなく大人のためだと考えた。
本来であれば子供向けのおかずとしてはミニハンバーグや肉団子あたりが妥当。
しかしながら、このようないかにもレトルトで120円で売っているようなモノでは
金を出す大人が納得しないのではないか。
だからなぜエビフライが選択されたのか。
そもそもファミレスに来てお子様ランチをたのむという流れから考えて
この客層は高い確率で貧乏人である。
貧乏人は何故かエビを高級品だと思う傾向がある。
そばを食べに行っても、先輩が盛んに天ぷらを勧めてくれるのだが頼むのはえび天であることが多い。
私がかなりの貧乏であることは周知なので、気を使って頼んでくれたのだからありがたい。
が、すなわちエビというのはそういう位置づけの食べ物なのだろう。
そんな心遣いは貧乏人の子供に伝わるわけもなくみんな残しているようだ。
結局、近くの大人の口に入ることになるのだが。