高い建物に視界が遮られている我が家ではなかなか日の出や日の入りを見られない。
というわけで、たまの旅行でそんな景色を見るのも楽しみのうち。
先々週の西伊豆では部屋の窓から海に沈む夕日が見られた。
過去の写真を引っ張り出して見ても水平線に雲が出ていてその隙間に沈むのがほとんど。
今回はしっかり水平線に沈んでいる。
空気の悪い都会に住んでいるとなかなか見られない光景である。
さらに関東地方にいると西側は富士山や丹沢などがあって比較的高い位置で沈む。
地平、水平に沈む夕日は案外貴重である。
そういえば、死んだばあちゃんを免許取立ての私がクルマに乗せて湾岸をドライブ。
水平線に沈んだわけではないが夕日をみてばあちゃんはずいぶん感激していた。
ばあちゃんの住む長野県は山に囲まれているため真っ赤な夕日が無い。
まだギラギラ光っているうちに山陰に沈むのである。
だからオレンジ色のまあるい夕日を見るのははじめてだと言っていた。
もし、ばあちゃんが生きていればこの夕日を見せたかったなあ。