宮部みゆきの原作、WOWOWがドラマ化した。
原作はバブルの頃に書かれたものだ。
そこそこの俳優陣で固めたミステリーなのだが評価はイマイチ。
ポイント1
話が薄っぺらい。
話の中心が高校生というところですでに展開が厳しい。
大手薬品会社が…となるのだが取って付けたようなもので
大手である必要も無かった。
ポイント2
動機が不自然
最後には種明かしをするのだが、ちゃんと説明しないとなんでなのかが
視聴者に伝わらない。
結局、親心で犯行に至ったと言うが高校生の息子の名誉というだけで
自分に利害が及ばないのに殺人に向かうだろうか。
他の子供達のためというのなら自分の子供を粗末にするのもおかしい。
親ごころとしては面白いが殺人の動機としては浅いな。
ポイント3
話の組み立てが無理。
探偵の親子が中途半端に介入している。設定はコナンレベル。
製薬会社も社長と社員1人だけ。
あとはヤクザというのも極端すぎるな。
主役の男の子も性格や行動が定まらずにわかりにくい。
実は何の犯行にも関与していなかったわけでキャラとしては破綻していた。
ポイント4
長い。
2時間ドラマなのだが若い俳優が走り回っているだけで間延びしている。
長く感じる。途中は早送りした。
時系列をうまくずらして映像化しているが、話がたいしたことないので
同じシーンが出てくると退屈するだけだった。
ポイント5
というわけで中高生、あまり本を読まない人向きであった。