ドラマ「JIN―仁―」が20%の大台突破

10月11日にスタートした「JIN―仁―」は、
第1話で16.5%を記録。以降、第2話は16.4%、第3話は17.2%、第4話は17.2%、
そして8日の第5話で20.3%と大幅に数字を上げている。
ポイントは医療ドラマははずれないこと。
白い巨塔からバチスタまで医療ドラマは数字を出している。
(ドクターヘリはいかがなものかと思うが)
しかしながら、医療と言うにはいささか異色である。
江戸時代だからなあ。
この辺は鬼才手塚治虫の『陽だまりの樹』よろしく幕末を舞台として当時の医学を
うまく取り込んでいるところがよい。
あまり時代設定が古いと整合性がとれないのだろう。
原作は読んでいないのだが、どうも手塚治虫とかぶって見えてしまう。
ポイントの二つ目はキャストをしっかりした人にしたこと。
ジャニーズ系やイケメン系がいなくてホッとする。
このポイントだけでもかなり違うはずだ。
ポイントの三つ目は、ストーリーのパラドックスの落としどころ。
当時はまだ無い医療技術を持って行ってしまってのパラドックスが起きる。
大沢君がセリフでもさかんに気にしている。
この辺をどのように落としていくのか大変興味がある。
最近のSFドラマは魂が入れ替わるというのが定番。
タイムスリップものはセットに手間暇かかるのでやりたがらない。
今回のドラマはCGを使ったりセットをつくったり映像も作り込んでいるところに拍手である。