バンダイGTR、1/43


メッセでの模型ホビーショーが昨日終わった。
夜も更けた頃、我が家にバンダイに勤める後輩が来た。
メッセの帰り道だそうである。
「先生に見ていただいて評価して欲しい」と取りだしたのが
写真のGTRの模型である。
我が青春時代は自動車のプラモといえば1/24だったが今は違うらしい。
現代の住宅事情、コレクションとしての集めやすさ、ディテールの表現のしやすさ
などなど合わせると1/43なのだそうだ。
模型ショーでは他のブースでも同じぐらいの大きさの飛行機の模型が出品されていた。
共通なのが、塗装済み、接着剤無しの簡単制作である。
古風なプラモデルファンから見ると邪道なのだが新規顧客開拓のためにはトレンドらしい。
以前にトミカスカイラインコレクションボックスが数千円で発売された。
私も店先でまじまじ見たのだが大人のコレクションとしてはトミカではディテールに不満。
そう考えるとなじみのない1/43がやたら現実味がある。
近々、ハコスカなどGTRをシリーズ化する予定だそうである。
鉄道模型もきわものだったZゲージが増えてきている。
精密模型のトレンドは30年前の半分の大きさにシフトしているように見える。
1/43は今後トレンドになりそうな気がする。
最後にこの模型を見た興味関心無しの嫁さんが一言。
「接着剤も塗装もいらないんじゃプラモを作る楽しみなんて無いじゃん」
うーん、素人でも感じる不条理である。