マツダシャンテ、360の歴史に埋もれた

1972年から75年にのみ製造されモデルチェンジも受けず消えた。
360cc時代の最後のニューモデルでもある。
2200mmのロングホイールベースのFR、エンジンは2スト2気筒。
デザインコンセプトはよかったのだが、
世の中は550cc4ストに動いていたため、中身は古風である。
特にエンジンはパワー無く振動が大きく完成度は極めて低い。
軽免許という特殊な免許を持っていた父が最後に購入した軽自動車。
私が中学生ぐらいの時に我が家にやってきた。
私が免許とりたてで運転の練習をしたのもこのクルマだ。
高速でも90km/hぐらいしかでない。
それでも当時まだ創世記のFF車よりは素直なハンドリングで練習にはなった。
雪道ではドリフトの練習もしたっけな。
この歴史に埋もれそうなシャンテが世の中にちょっとだけ露出したのは
ロータリーチューンで有名な雨宮レーシングがシャンテロータリーを開発したときだ。
結局ゼロヨンのイベントで走った程度だった。
結局私の青春時代(昭和50年代)をいっしょに過ごした。
私が就職したとき職場の先輩が(多分父上の問題で)このクルマを譲って欲しいとのことで
持ち主の父の承諾をえてもらわれていった。
(注、写真はトヨタGAZOOサイトより)