マツダ初代サバンナRX3

昨日、中古車センターでのバイトの話を書いたが、おかげでいろいろなクルマに乗れた。
学生時代はS50年代後半だったので低年式としてS40年代後半のクルマに接する。
その中でひときわ光っていたのが初代サバンナRX3である。
クーペはかっこよかった。
車検場まで行く用事ができてサバンナで行ってこいと社長に言われて出かける。
売れ先が決まっているのでくれぐれも注意しろと釘を刺される。
というわけでおっかなびっくりクラッチをミートするとすとんとエンスト。
免許取り立てだからしょうがない。
再びエンジンをかけて少し回転をあげてスタートするとまたまたエンストしそうになった。
おとなしく走るときも3千回転はあげないと発進できない。
県道にでて走るときも3千回転以下ではかりかりとノッキングの音がする。
なんともすごい高回転型のエンジンだと身体で感じたのだった。
私が乗ったのが10Aか12Aか定かではないがトルクが全くない。
16号線にでて少し踏み込んでみたが息つぎなく一気にタコメーターが上がってゆく。
ロータリーは面白い!!!
ところが無事事務所に帰って燃費を計算すると4kmぐらいだった。
当時から言われていたことだがロータリーは(特に初期の)古くなるとシールの関係で
極端に燃費が悪くなる。それを証明した形だった。
この数年後RX7(SA)の中古を買うかどうか迷ったときもこれを思い出して断念した。
今でもロータリーを所有したいという気持ちは持ち続けている。
このブログでもRX8の試乗記を書いたが、すでに現在の進化したロータリーは
洗練されすぎてしまって昔のとんがった印象が無くなっているのがちょっと残念。
(注、写真はセダン、トヨタGAZOOサイトより)