金属バット持ち学校に乗り込む、夫婦を逮捕

子供が通う中学校の生活指導が気に入らないと金属バットを持って乗り込み、
教諭に暴力を振るったとして、埼玉・和光市に住む夫婦が10日、逮捕された。

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現代の世相を反映したつっこみどころの多い事件である。
ポイントを整理してみた。
1.モンスター
俗に言うモンスターペアレンツである。
基本的に暴力的である。
少年時代を不良で過ごしたか、登校拒否のように問題行動していたか。
バットを振り回すというのだからただのチンピラだが。
2.モンスターたる所以
昔から学校に文句を言ってくる親はいたわけだがモンスターではなかった。
この違いは、子供に対する愛情がある。
親がモンスターとして学校に怒鳴り込むことで少なからず子供の人間関係に影響する。
教師に対しても友人に対しても。
それを察して親は行動を考えるのが今までであったのだが、学校で逮捕となると子供の立場は。
3.この親にしてこの子あり
短い記事を見るだけでも子供自体が相当の問題傾向があることが伺える。
たいていの教員は親と話をして指導を進めようとするのだが、親がこれでは。
結局、学校側もこの子に対する指導をあきらめるしかない。
学校だけでできることは少ない。
家庭や地域も実は大切なのだが、この現状では仕方がない。
4.教師も大変だ
授業やって学級担任してテストを作って採点して通信簿つけて
公務分掌といって学校内の事務仕事の分担といくつかの会議をこなす。
この程度の仕事ならば教員は楽な仕事だ。
ところが、部活顧問をおおせつかるとこの時点でサービス残業を強いられる。
この辺でいよいよ割が合わなくなってくる。
そして学力検査だ、インフルだとマスコミを介在して上からあーだこーだ言われるたびに
書類や行事が積み重なっていく。
さらにクラスや学年で生徒指導の問題が起きれば対策会議、生徒指導、保護者面談がある。
たまには警察、裁判所などにいくこともある。
その上、頼みの親が反旗を翻し学校に怒鳴り込んでくれば目も当てられない。
多くの教員は鬱の症状を訴えるようになる。