「デゴイチ」(D51)譲ります

鳥取県大山町は、JR大山口駅前に展示していたD51形蒸気機関車を、
財政難で維持管理できなくなったとして、無償譲渡することを決めた。
2〜3年ごとに80万〜200万円かけて補修してきたが、今年度もさび落としや塗装に230万円かかることがわかり、断念。
担当者は「残念だが先立つものがない。分解されるのはしのびないので、現状保存が譲渡の条件」としている。
銘板はJR西日本が展示用に回収する。
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真剣に考えてはいるが、結論だけはわかっている。
こういうのを自宅に飾ってこそ、真の鉄と言うべきなのだが。
現実にはどうもねえ。
そうでなくてもD51はでかすぎる。
碓氷峠のEF63が廃車になると聞いたときも、同じ思いであった。
こうして経済的な理由というもっともらしい理由で文化遺産が消える。
経済的なことでは長年手本にしてきたアメリカは
B29等の遺産は手厚く保護されているのとえらい違いだ。
日本は商業目的以外の考えは浮かばないらしい。
きっとどこかの金持ちの坊さんが直営の幼稚園に飾るという理由で手をあげるかもしれないな。
羨ましいなあ。
私はHOですら嫁さんの許可が下りない。
蛇足
最初に食いついたのは、記事の最後「銘板は渡さない」。
これはひどいよな。
一式そろっての機関車ではないのか。
多分、役所に非難の電話がかかっていると思う。
ところで銘板って何のことかな。
ナンバープレートか、(多分これだと思うが4枚とも没収??)
後は運転席外側にある所属や製造を示すもの。これってはずせるのかな。