「働かない長男」父はさみで刺殺

うーん、実につっこみどころの多い事件である。
ポイント1 
題名にもマスコミの作為を感じるな。
殺した親は働かないことに激情したのだろうか。
もちろんそれもあるのだろうが記事の下の方に
酒を飲んでは暴力…とある。
おとなしく家事や祖母の介護をしていて同じ事件になっただろうか。
そう考えれば「酒乱の長男を刺殺」とすべき。
ところがマスコミの作為でご時世で受ける題名にしたのだろう。
実に鼻につく。
ポイント2
コメントにもいくつかある「無罪」の文字。
裁判員制度になるだろう特徴的な事件である。
一般の感情からすればこの親の気持ちは痛いほどわかる。
と、量刑はきわめて軽いものになるだろう。
まさか無罪にはならないだろうが。
ポイント3
コメントチェックで多いのが「私も…」。
一昔前の農家の長男、ちょっと前の出戻り、
そして現代は「仕事無き息子と同居」である。
もちろん、いろいろな理由があってがんばっている人が大半であるが
最近の猟奇的な事件を見ると
古くは宮崎事件、少女を10年以上自宅で監禁事件など
親離れ子離れできないまま犯罪に走るケースが多い。
そう考えると激高したこの親はある意味まともだったのか。
ポイント4
結論は殺人は悪いことである。いけないことである。
それを自分の息子にせざるを得なかったというのは悲惨だ。
無職でふらふらしている、酒、たばこ、犯罪…、と
現在の日本にこれを押さえるシステムがない。
一昔前は近所の怖いオッサンやお節介なオバハンがいたのだけど。
TVCMで今やっている「悪い子供を叱る」という当たり前の
システムを今構築しないといけないことが蔓延しそうである。
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