松本に住むいとこがお勧めのそば屋に連れて行く、と言う。
この夫婦はかなりのそば通で松本周辺、安曇野など相当に詳しい。
前回も安曇野のそば屋を紹介してもらった。
普通に道路を走っていても素人にはわからない店だった。
今回は松本市内から上高地方面に20分ほど走った波田町というところ。
国道から数キロ細い道を走ったところにある。
普通の旅行者はまず足を踏み入れないのではないか。
店は釣り堀と称する周囲500m程度の池にせり出すように建つ掘っ立て小屋(失礼)。
店内はデッキ部分に2卓、座敷2卓、カウンターに数席とかなり小さい。
こういう店においしいのがあるよね、などと言い聞かせながらそばを待つ。
150gと250gが選べる。
お皿にもられて出てきた。付録にキャベツとキュウリの漬け物が付く。
10割だけあってそばは短く切れている。
口に含んだ瞬間、いとこが絶対お勧めだ、という理由がわかった。
10割なのに口当たりがなめらかでもちもち感もある。
口に入れてもかんで味わいたいのに、すっとのどを通ろうとする。
250gの大盛なのにすぐに無くなってしまった。
(写真は150gの普通盛り)
めんつゆもかなりよい味になっている。
天ぷらも評判がよいそうでエビ以外は季節の天ぷらが味わえるとのこと。
今回はピーマンなどの夏野菜が入っている。
私の数少ないおいしい蕎麦の中でもトップに来るおいしさ。
残念ながら季節的には蕎麦としては今が一番よくない。
秋の新蕎麦の季節にはどれだけうまくなるのか…、想像しただけでもよだれが出る。
