フジテレビ月9ドラマ『婚カツ!』の視聴率1ケタになったそうである。

多くの記事やコメントに書かれていたとおり、
TV制作の安易さが浮き彫りとなっている。
妻が初回を途中までガマンしてみたそうだがガマンもそこまで。
もう見なくていいとTVタックルを見ている。
話題のタレント、キーワードをつなげただけではダメなようである。
さらに言えばターゲットを誰に絞っているかである。
最近のゴールデンの傾向は小中学生である。
人気のあるお笑いも一昨年あたりから、一発芸的な変な動きやフレーズがうける。
小学校の休み時間と同じノリである。
そういう姿勢で婚活を取り上げてもどの層にも受け入れられない。
やるのならドラマ「結婚できない男」で阿部寛がいい味を醸し出していた。
ジャニーズ系ではあまりにもリアリティが…である。
(阿部寛もモテモテなのだろうけど)
何でも子供向けに作れば、というのはいかにもである。
昨日のNHKでも草食男子とか婚活についてやっていた。
こちらはNHKらしく正統派の討論番組。
男が弱すぎるとかナントカいうのだが、草食男子でもパターンがある。
30歳まではたとえ草食だろうがオタクだろうがたいした問題ではない。
しかしながらそのまま中年を迎えてしまうと話は違ってくる。
デートに誘うにしても、30までならしつこい程度で済むが
それ以上だと「セクハラ」「パワハラ」と騒がれる。
そうなってしまうと、いくらおごってもプレゼントしても
セクハラオヤジとしかみなされない。
気に入らない男が近づけば全部セクハラである。
当然、いらぬ嫌疑をかけられるのはまっぴらだから草食にならざるを得ない。
オタクだけでなく仕事一筋で中年を迎えた人も同様である。
セクハラと騒がれる様になってからはすでに男女平等ではない。
相対的に女性の方が高みにいる。
男が弱くなったと片付けるのは早計というものである。
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