派遣切り村の人たちに徳光が切れる

先ほど徳光と派遣切りにあった人との対談にて徳光が切れた。
最初は彼らの現状をきいていた。
仕事を見つけようにも住所がないとダメ。
住所を得ようとアパートに行くも保証人が無いとダメ。
保証人会社に行くと仕事がないとダメ。
仕事を見つけに行くと資格が無いとダメ。
住所や保証人を親に頼もうとしても絶縁していてダメ。
徳光はこの辺で…。
自分も仕事先を何度か変えてしまったりして一時は彼らに近い立場になった。
それでも、頼ることのできる口うるさい親がいてくれた。
その親のおかげで資格を大学で取ることができた。
親の指導もあってたいした稼ぎもないのにマイホームを買うことができた。
妻の協力もあって残債も早期に繰り上げ返済することができた。
いくつかの幸運にも恵まれたが、幸運を掴むのも半分は努力である。
仕事が安定しない分、節約に努めた、工夫もした、勉強もした。
北風強い日も土砂降りの日もカッパ着て原付バイクで仕事へ行った。
それだけやって保証人となる親がいてくれて生活はギリギリである。
上司とうまく行かない、仲間にいじめられた、等々の理由で会社を辞めて
目先の手取りがよいパートの仕事を選んで、
賃貸の方が気楽でいいなどと住居も買わないで
世の中が不況になったときは、私たちの苦労して稼いだ収入から搾取された
税金で助けてくれなどというニュースを見るにつけ徳光と同じ気持ちになる。