ジェフベック、ブロウ・バイ・ブロウをSACDで聞く

pasokonryoku2008-10-12

70年代、ビートルズ解散の後、ブリティッシュロック全盛、
クラプトン、ツェッペリンがロック界の頂点に。
そして忘れてはいけないのがジェフベック。
クラプトン、ペイジ、ベックが三大ギタリストとして君臨。
三者三様でクラプトンはブルースへ、ペイジはハードロックへ、
そしてベックはフィージョンへとシフトしていった。
フィージョンはもともとジャズがロックへすり寄った物だったが
ロック側から彼がよっていった。
このアルバムは75年のフィージョンへの実験作とも言える。
インストゥルメンタルで彼のギターが前面に押し出されている。
録音も変にディストーションなどを使わず、
丁寧に旋律を刻んでいく。
はじめてきいた当時は「ジャズ」と思った。
今回はこのアルバムを購入した。
それはSACD版で発売されたからだ。
先日対応プレヤーを購入したこともあり、30年念願の
アルパム購入となったわけ。
録音がアナログゆえデジタル特有の透明感やダイナミックレンジを
堪能することはできなかったが、当時の原音に触れることはできた。
セパレーションはさすがに良くなっているので
音質はアナログなのに定位はびしっと決まっている。
なんとも不思議な世界ではある。