ネットにつながらない、IDとパスの話

困った友人の話。
先日、新品パソコンを購入したけど困っていると友人から電話。
夕方自宅まで出かけることにした。
新品パソコンで無線LANしたいそうだ。
早速起動するとパソコンは絶好調。
電波も受信している。
無線LANは他人に盗用されないようにWEPキーというパスワードが必要である。
どさどさとネット加入時の書類を広げるが見つからない。
画面を見ると近所の無線LANが5件ほど表示されている。
「このうちのSSIDはどれかな」と聞くもわからないそうだ。
モデムルータのシールなど調べるがらちがあかない。
書類にあるサービスに電話してみた。
するとルータに他のPCからアクセスして設定を調べればよいとのこと。
アドレスバーに数字4つを打ち込むとIDとパスを聞いてくる。
いやな予感が的中。友人にはわからないそうである。
というわけでルータ、WEPの全てのIDパスを忘れてしまっては
どんな人でも再設定は不可能である。
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こう考えるとパソコンはIDとパスの塊である。
何か作業をしようとすれば、設定が必要になる。
その場では思いつきでIDやパスを決めてしまうのだが
後で同じ文字列を思い出すとは限らない。
書類に書いておくと無くしてしまうし、
文書としてパソコン内に作るのもかなり面倒。
そこで
1.IDパスの記憶ソフト
 フリーソフトでたくさんある。
 起動するのにパスワードが必要でそれを忘れると誰にも開けない。
 私は「IDマネージャー」を利用している。
2.ワードやメモ帳で文書をつくってパソコン内とサーバに保管。
 文書を簡単に開けないようにパスを設定しておくとなお良い。
3.どんな方法にしろマメに記録
 絶対に忘れてしまう、という強い信念を持っていること。
 IDとかパスという言葉を聞いたら、必ず記録して
 コピーをつくって複数の場所に保管する。
 紙の片隅に鉛筆でメモ書きというのは無いに等しい。
 ちゃんと何というサイト(もしくは器具)の何のための
 IDパスなのかを克明に記録すること。
 特に銀行やクレジットとPCの設定の時は慎重に。
4.乱数表も記録する
 銀行取引で必要な乱数表がカードで送られてくる。
 あんな小さいものはなくしやすい。
 違う場所に全て転記しておくこと。
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後で「このブログを読んで良かった」とどれだけ思うことか。
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