三沢でF104に乗る

pasokonryoku2008-08-17

F104戦闘機はロッキード社で開発された
アメリカ初のマッハ2級のジェット戦闘機である。
愛称はスターファイター (Starfighter)。
初飛行は1954年2月。
日本の航空自衛隊では栄光という愛称を持つほか、
日本のファンの間では「マルヨン」の愛称で親しまれる。
マッハの話としては映画「ライトスタッフ」で登場。
防衛庁は1957年(昭和32)に次期戦闘機(F-X)調査団を米国へ派遣。
FXの候補機筆頭となるが米空軍に配備されたばかりのF-104の事故と、
同機が3000メートル級滑走路を必要とする事から、
翌1958年(昭和33)に防衛庁はG-98J-11の採用を決定、国防会議で内定した。
だが、G-98の内定に対して批判が起き(第1次FX問題)、
関係者からの事情聴取や証人喚問にまで発展した。
この話は山崎豊子著「不毛地帯」で克明に描かれている。
(ただしフィクションだが)
と、紆余曲折のあった機体ではあるが、
ミサイルにコックピットをつけたような切り詰められたスタイルと
その性能は今でも現役でとべる。
自衛隊では記念すべき本格Fに敬意を払い
那覇基地入り口など全国で保存機体をみることができる。
写真は三沢の博物館の保存機体である。
狭いコックピットを体感できる。