キムタク まー君 富士通

野村監督とまー君起用というこの春話題のCM。
話は十分おもしろいのだが、内容はまずい。
「コピーしちゃえばいい」という一言。
ダビングという言葉を聞いて、視聴者は
(少なくともこのCMをみて、ダビングを知るような初心者)
どう思うだろうか。
多くの人がコピーをしたいようなオリジナル動画を持っているか。
私も含めた大半の人は、映画や音楽といった
著作権に引っかかるメディアをダビングしたいと思っているはず。
また、DVD等をコピーできるというのは、富士通のオリジナルな
機能でも最新の機種のみの機能でも無い。
要するに富士通のPCを買うやつは何もわからない初心者ばかりだと
CMでバカにしているようにも思うのは、私だけだろうか。

1年前のビスタ登場以来、ハード面ですったもんだした経緯、
その割にビスタ搭載機はそれほど売れず、評判もイマイチ、
おまけに、外資系の安いパソコンが幅を利かせていて
右肩上がりの売り上げも望めない。
その上、性能や機能はほぼ横並びで独自性も打ち出せない。
パソコン業界は意外に大変である。

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