ホンダゼストスポーツ 試乗記

pasokonryoku2008-02-12

トールタイプの軽を持っていなかったホンダが
ライバルのワゴンRやムーブに対抗して作った軽自動車。
後出しということもあって細部まで良く作り込まれている。
特にボディ剛性は他社より優れている。
その代償としてボディが重そうである。
その中でもあえて「スポーツ」とネーミングしたグレードは
さらにしっかりした感じである。
エンジンは迷わずターボをセレクト。
低速からそこそこのトルクがあり静かに走り出す。
3千からターボが効き始め暴力的とは言えないまでも
そこそこの加速をする。
この加速感は他社に多少負けているかもしれない。
ところがやや重めのハンドル、グリップのよいタイヤ、
硬めに締め上げたサスとコーナリングは軽快。
スポーツと名乗るにふさわしいでき。
四角いボディは室内も広く使い勝手がよい。

不思議なのが専門誌の取り扱い。
タントカスタムとかおばさんクルマをちょっと外観をいじっただけで
売り出したものを積極的に取り扱っている。
軽の比較テストでもライフは出てくるがゼストスポーツは出さない。
なぜだろう。
アルトワークスやミラターボが無き今の段階で
多分ロードスポーツとしてはかなり上位にくるように感じる。
これは専門誌だけの問題ではなくホンダサイドにも何かあるみたいだ。
TVCMでもスポーツのCMは見たことがない。
他社は走りを意識したCMがあるのに。

とにかく走りで軽を選ぶならお勧めの一台ではある。
発売して2年。ようやくお買い得車が出回り始めた。
ターボで157万はやはり高い。