配線ができない大人

パソコンの周辺機器の接続はUSBの出現によって飛躍的に簡単になりました。
マウス、キーボード、プリンタまでUSBになり
LANケーブルとモニタの接続を間違えなければ(間違えないはず!?)
すぐに動きます。
70年代現れた家庭用VTRはテレビとの間にRFをつなぐだけ。
2チャンネル(関東地方)でビデオが見られました。
80年代に入ると音声多重やHiFiの出現でAV接続が加わります。
このころから約20年間音声2つ(赤と白)映像(黄色)のコードをつなぐのですが
これがわからないと言う。
電気信号は一方通行である機械からoutした信号は
次の機械のinにつなぐことが基本です。
日本語では出力と入力です。
信号の種類は音声と映像の2種類。
どうしてこの程度の接続ができないのか実に不思議です。

先日、国語の先生が矢印の話をしてくれました。
黒板に話の道筋や人間関係を書いて矢印で結ぶ図を書いたそう。
その黒板を見ながら設問に答えさせるのですが
生徒は途中で道筋を見失ってしまうそうです。
文章ではわかりにくいから、短いフレーズにして矢印で結び
わかりやすく整理したはずなのですが
その矢印を目で追いかけられないと言うのです。
この生徒たちを笑ってはいけません。
大人になっても取扱説明書を見ながらなのに
配線ができない大人がたくさんいるのです。

ちなみに90年代にはいると映像がSケーブルに
21世紀に入るとD端子接続、光ケーブルが現れ
ここ数年ではHDMI接続が主流になりつつあります。
お持ちでなければ知らなくてもいいのですが
薄型テレビとDVDレコーダーをお持ちなら
取扱説明書を熟読されることをお薦めします。

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