中和滴定 酸と塩基の反応

pasokonryoku2008-01-24

環境問題とかエネルギー問題の話になると必ず化学物質、化学反応の話になる。
子供の理科離れを嘆いている大人もどうも化学反応式は嫌いなようである。
トイレを掃除するときの洗剤、コンロ周りの洗剤、食器用洗剤、シャンプーと
掃除する場所、汚れの種類によって使い分ける。
掃除するにも化学反応なのである。
前置きはこの辺にして本題。
高校の化学ではこの時期に中和反応を扱う学校が多い。
中和とは酸の水素イオンと塩基の水酸化物イオンが反応することである。
両者の物質量は1対1で反応する。
従って片方の溶液のモル濃度と体積がわかれば片方の体積から濃度が割り出せる。
これが中和滴定である。

とまあ、こんな感じで授業は進んでいくのですが
今日は実験です。
細かい操作方法は置いときまして、実際にHClのビーカーの中にNaOHをたらしていきます。
両方とも透明な液体ですから実際に反応は見ることはできません。
しかし、酸の中にフェノールフタレインをたらしておくと
中和点を過ぎたところで赤くなります。
その色の変化が唐突で結構面白いのです。
生徒は喜んで色の変化を見ています。
できればちゃんと目盛りをよんで、計算までやってください。
レポート提出は来週の火曜日です。