石原都知事も絶句 今は生徒を叱ってはいけない

pasokonryoku2007-12-14

石原慎太郎都知事が、産経新聞に連載中のエッセイ「日本よ」の中で12月上旬、
旧友から「ボランティアとして、地元の中学で英語を教えている」という話を聞いた石原氏。
旧友は、中学の校長から「これだけはぜひ守っていただきたいことがある」と言われ、
その内容は「生徒を叱らないで下さい」というものだったという。
この話に思わず耳を疑った石原氏だったが、もう1人の旧友からも
「同じことをしているが、最初に同じ注意を受けた」と言われたのだった。
「叱るという行為を欠いた教育なるものがこの世に有り得るのだろうか」と疑問の声を上げ、
「教師が生徒に愛されようとすることは、所詮その場限りの保身」
「生徒を叱らないでくれと諭す校長は、教育という作業での本質的な責務を忘れている」
と痛烈な批判を展開。

私はこの記事を読んで反省しています。
すぐに生徒を叱ってしまいます。
たまには汚い言葉遣いもしてしまいます。
校長先生、ごめんなさい。
と、言いたいところなのですが
叱ると注意するとは違います。
教壇に立つと、ついつい「こらー」と言いたくなってしまう
最近の若い者に不満を持つ人が多いのも事実です。
生徒を叱るには、それなりの人間関係が必要です。
ご挨拶に伺った上司の自宅で孫がまとわりついてきたとき
「うるさい」とは言えないでしょう。
ボランティアやパートタイムで教員としての素養もないのに
叱りとばすのは後々の人間関係が良くなくなるという意味で
この校長は言ったのかもしれません。

しかしながら、きちんと叱れなかったり
生徒との人間関係を作れないという現職の教員がいるのも事実。
子供は親や社会を映す鏡でもあります。