地獄の黙示録、改めて観る


久々に地獄の黙示録を観た。1979年。
改めてハイビジョン画質で観るとその作り込みの凄さに感動する。
コッポラの名作、ベトナム戦争の映像を芸術に引き上げた。
相変わらずラストのやり取りは意味不明なんだけど。(笑)
前半30分から55分の戦闘シーンは今でも語りぐさである。
誤解を招くかもしれないが、美しいのである。
コッポラは映像を徹底的に煮詰めたのではないか。
ナパーム弾で焼いたロケ地の森は今でも木が生えていないそうで
撮影時の激しさを感じさせる。
もう一つ
1979年の作品、日本公開1980年。
77年スターウォーズ、78年エイリアン(アメリカ公開)
78年のデータを見ると
スターウォーズ未知との遭遇、007私を愛したスパイ野性の証明
サタデーナイトフィーバー、死亡遊戯などなど。
今となってはクラシック、教科書に出てくるようなタイトルが並んでいる。
SF映画にしても、音楽映画にしてもこの時期に一気に開花した。
CG全盛期に入ると映画はつまらなくなった気がする。
リアルにこだわった映像は今でも訴えかけるものが多い。
その最たるものが地獄の黙示録だと今でも思っている。
ワーグナーニーベルングの指環ワルキューレの騎行を聞くとUH1が浮かぶ。