新型肺炎

先週末の極寒の成田空港1泊撮影、
さらに昨日の土曜日は半日ではあるが出勤。
普通のサラリーマンみたいに夜遅くまで仕事することもないのだが
身体を休める日がないまま2週間はちょっとつらい。
さらに寒さや天候の不順も影響しているのだろう。
昨夜は10時間寝てしまった。
私も20代30代の頃は、土日スキーで仕事してまた土日スキーなんてザラだった。
あの頃の元気はもう戻ってこないのだなあ。
と、今日も雨の外の景色を見ながら思うのである。
さて、そんな体力が弱っている私に困るのが新型肺炎である。
武漢が大変だ、とさんざん言っているのに武漢から来たやつが日本で発症。
休日は、もしくは疫病が流行っているときは、家で静かに過ごすという選択肢は無いのか。
中国政府はようやく家にいろ、という選択肢のみとしたわけで。
こういうときは国家権力で個の自由権を無視して今回のような封鎖措置をするのが良い。
日本は敗戦後からそういうのが苦手なんだなあ。
それどころか、中国人観光客に「ようこそ」と横断幕張ってヘラヘラニコニコしている始末。
日本には、ウイルスよりもお金なんだろうね。
お金のためなら多少の犠牲はやむを得ない、という考え方。
それは敗戦前の軍部の考え方である。
人命よりも戦争を最優先していた。
敗戦後は軍部が戦争の資金で私服を肥やしていたこともわかっている。
そういえば
先日見た「アルキメデスの大戦」の冒頭シーンで
大和の対空砲で米軍機を撃ち落としたあと、パイロットがパラシュートで着水。
すると直後に救難機が着水してパイロットを救出するとすぐに離水。
それをもうすぐ大和とともに海に沈む日本兵が口を開けて見ていた。
日米の工業力や兵力ではない大きな差を見た気がした。
弾薬や食料の補給計画なしに進軍の命令を出す軍部と
世界に広がる新型肺炎を見ないふりして中国人観光客に手をふる人たち。
同じ日本人なのである。
社会の情勢は戦前戦中とは大きく変わったが日本人の本質は変わらない。